理事長挨拶

長年、大学という組織に関わってきて留学生や学生の就職について大学の取り組みを見てきました。

多くの大学では日本人学生の就職には大いに力を入れているのですが、残念ながら留学生に対してはキメの細かい就職のための配慮や対応が遅れているようでした。ついこの前まで留学生は大学を卒業したら帰国するというのが当たり前でしたから、大学の姿勢は無理もなかったのです。

でも日本の雇用状況が急激に変わってきていて、今や日本の産業界は、外国人の皆さんに頼らなければ日本の生産性は落ち、経済の成長が停滞してしまうことが明らかになっています。

一方、日本の大学や日本語学校などの専門学校を卒業する留学生の7割以上の学生が日本にとどまり日本の企業への就職を望んでいるにも関わらず、その3割程度しか就職できないのが現状です。

そこで、これまで積んできた留学生や就職にかかわる部署での経験と知識を生かして、日本で就職を希望する留学生の願いを実現させるお手伝いをしたいと考え、何人かの賛同者とともに、このたび「一般社団法人留学生就職サポート協会」を組織しました。

本協会では就職を希望している留学生の皆さんのあらゆる声に耳を傾け、多くの企業の経営者や人事担当の皆様とも連携をとりながら、留学生が一人でも多く、日本の企業に就職できるよう努力していくつもりでおります。

 

2020年2月からコロナウイルスの猛威にさらされ始めた日本では、産業界、商業界に計り知れない打撃を与えてしまっています。留学生たちの生活、就職活動にも悪影響が大きく及んでいることは言うまでもありません。

こうした状況の中で、当協会としましても留学生の就職決定までには、かなり苦しい道のりを覚悟しなければならないようです。

1日も早く産業界に活気が戻ってくることを願うばかりですが、こういう状況だからこそ企業の皆様と連携を密にしていきたいと考えております。